震災から明日で1週間
今週の教室を開室するべきか、お休みにするべきか悩みました。
12日(土)のお友達が当然のことながらお休みとなり、
小さいお子様たちを連れて教室まで来ていただくことが困難なご家庭もあります。
テクテク歩いて来られるほど近いご家庭もあります。
どこに住んでいるから大丈夫ではなくこんな時だからこそ、子どもたちには普段と変わらない生活を送ってもらいたい。
その中で子どもでもできる何かを探して被災した方々へ気持ちを伝えていきたい。
一人ひとりの小さな力でもみんなで合わせれば大きくなる。強くなる。
それを子どもたちに直接伝えたい。
そう思って開室することを決めました。
その思いをお母様方が直に受け止めてくださり、いつもよりは少ない人数ですが教室内で自由遊びの時間を大切に会話を楽しんでいました。
みんなの笑顔を見ることができて本当にうれしくて、職員の方が泣きそうになってしまいました。
みんな地震の後は家の中でずっと過ごしていたのだと思います。子ども達から「はとぽっぽ体操やりたいな~」という言葉が出てきたのでしっかりと身体を動かしました。
こんなに笑顔の子ども達ですが、やはりニュースなどで悲惨な映像を目にして「どうして?」「なにがあったの?」と不安気にお母様に聞いているそうです。
こんな時「まだ小さいからわからない」「小さいから精神的に悪いわ」と通り過ぎるのではなく「お家や車が流されてしまった人たちもいて、寒い中頑張っている」ということと「皆が早く元の生活に戻ることができるように何ができるかをママとお話してみましょうね」というお話ししました。
「怖い」「不安」という事を云えばそれで終わってしまいます。そうではなく、この後彼らが背負っていく日本をどう再建するのかが大人の役割で、このような危機をどう乗り越えるかを考え、力を合わせる事の大切さや知恵をどう出し合うかを学んでもらいたいです。
小さいながらも真剣にお話を聞いてくれて本当にありがとう。
この交通網が安定しない中でお子さま方をお連れくださったお母様方、本当に感謝いたします。
「教室が開いていて本当によかった」と言葉にしてくださったお母様、
たった数日会えなかっただけなのですが抱き合って再会を喜んでくださったお母様。ありがとうございます。
皆様に支えられている「ひなの会」です。