ちょっと待って!こそあど言葉で会話が成立していませんか?

家族との会話で、お子様との会話で「こそあど言葉」をたくさん使っていませんか?

事物「これ・それ・あれ・どれ」
方角「こっち・そっち・あっち・どっち」
場所「ここ・そこ・あそこ・どこ」

家族間の会話でよく聞くのはお食事時のある出来事。

「ねえ、それとって」
「どれ?」
「それ」
「これ?」
「うん」

思い当たる方がほとんどではないでしょうか。
ここで2つの点についてお話します。

まず、呼びかけの時に「ねえ」を使っています。
お教室でも、お友達が「ねえ」と先生を呼びますが、必ず
「先生のこと呼んだかしら?それともお友達かな?」
と聞いたり
「先生は、「ねえ」という名前じゃありませ~ん!」
と言っています。
お友達はニコニコしながら「○○先生」と言ってくれます♪
恐らく、ご家庭内でも同じ場面があるのではないでしょうか。
そして、「ねえ」で「はあい?」とお返事をしているのでは。。。?
ご用事がある時には必ず「お母さん」「お父さん」とご用事がある方を呼ばせましょう。
2つ目に「それ」「どれ」「これ」です。
何か(お醤油など)を取って頂きたい時、自分の位置から遠く、お母様の目の前にあり
取ってほしいことを伝えています・・・が・・。
自分からは遠いので「それ」になり、お母様にとっては「これ」となり・・・会話成立とは言い難いですよね。
「お母さんの前にあるお醤油取ってください」や「お醤油取ってください」と言うのが正しいです。
「こそあど言葉」だけで会話成立してしまっているご家庭は少しずつ減らすよう心がけましょう。
特にお子様が小さいうちは気をつける必要がありますね。

他にも
お母様からお子様へ促す時や問いただす時。
お買いものへ行って、お子様がどうしても買ってほしい!と2個のお菓子も持ってきた時。
1つは少し大きい箱の玩具菓子、もう1つは昔ながらの緑色のラムネ菓子。
お母様は「こっちとこっちどっちがいい?」と聞きます。「こっち」「どっち」しか単語が出ていませんね・・・。
「箱のお菓子とラムネどっちにする?」など明確に提示してあげましょう。
お子様が「これ」と答えても、「これね。じゃあ、くださいをしに行きましょう」ではなく名称を使うように気をつけましょう。

ある程度大きな学年になれば、自分で考える力も環境も変わってきますのでご家庭の判断になりますが
幼稚園年長児あたりまでは、しっかりとした会話にすることが大切です。

今日から!
いえ!
今からできることですから、ぜひご家族みんなで気をつけましょう😄

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!